鉄瓶を愛用しています。
毎朝、起きてすぐ、鉄瓶でお湯を沸かします。
鉄瓶で沸かした白湯を飲んで、一日が始まります。
鉄瓶が欲しいと思い続けて数年たち、
ようやく手に入れることができました。
鉄瓶で沸かすお湯には鉄分が溶け出るので、
鉄分の補給にいいなと思っていましたし、
茶道でも、鉄瓶があれば、気軽にお点前ができたりするので、
欲しいなと思っていました。
日本の美しい工芸品が日常にあったらすてきだなと、
憧れもありました。
でも、手入れが大変かなとか、ちゃんと使うかな、とか、
贅沢かなとかいろいろ思って、優先順位も高くなかったので、
中々買うタイミングがありませんでした。
でも、ある時、お茶の先生から、お古でしたが、
いただけることになり、我が家に、鉄瓶がやってきました。
そうしたら、意外と毎朝、自然と使っています。
白湯を飲んで、朝食を食べた後に、もう一度、
鉄瓶でお湯を沸かして、抹茶を点てています。
使った後は、中のお湯をすべて捨てて、
少しだけ空焚きをして乾かしています。
なので、サビたりする心配もありません。
最初、普通のやかんと、鉄瓶で沸かしたお湯を、目隠しして、
分からないようにして飲み比べてみました。
私は、鉄瓶のお湯の方が、のどに引っかかりがない感覚があって、
まろやかさを感じて、違うなと思いました。
(家族はあまり違いを感じなかったようです。)
おそらく、鉄分が溶け出ているとかというよりも、
熱の伝わり方が、鉄瓶の方が穏やかに伝わるのかな。
その熱の伝わり方の違いが、お湯に出るのかなと思います。
(逆に電子レンジのエネルギーは強くて、温めたお湯はとがっている感じ?)
きっと、鉄瓶で沸かしたお湯で入れた、お茶の方がおいしいと思っています。
普段、物の扱いががさつなので、丈夫で気軽に使えるものを買うことが多いですが、
こういった、少し丁寧に扱わなくてはならないものが持てるようになったのも、
物を減らしたり、茶道をやっていることのおかげかなと思っています。
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和室でお茶を点てるときは、電熱式の風炉(本来は炭火を焚く)の上に鉄瓶を乗せて、
お湯を沸かして使ったりしています。
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