今度、女性の社員さんたちに向けて健康講話をさせていただくのですが、
その中のテーマの一つに「冷え」についてのお話をさせていただく予定になっています。
夏って、暑いので、薄着になり、ついついクーラーで体を冷やしたり、
冷たい飲み物や食べ物を食べたりすることが多くなり、
意外と体を冷やし過ぎてしまう機会が多いのです。
そして、冷えると、血行が悪くなり、体の循環が滞ってしまうので、
色んな不調や病気の引き金となってしまいます。
冷えにより引き起こされる不調としては・・・
肌荒れ、むくみ、耳鳴り、肥満、胃痛、胸やけ、便秘や下痢、肩こり、腰痛などがあります。
生理痛などのPMSの症状が出やすくなったり、生理不順にもなったりします。
代謝が低下し、痩せにくくなり、
汗腺や排泄器官の働きも鈍くなり、水分や老廃物の排出が滞ります。
それにより、血中の糖分や脂肪分が消費・燃焼されにくくなり、高血糖や脂質異常症につながることがあります。
さらに、かぜなどのウイルスから身を守るために重要な免疫力も下がってしまうことが分かっています。
体が冷えることでいいこと一つもないですね。
体が冷えているというのは、循環が滞ってしまっているということです。
そして、循環が滞ると冷えるということでもあります。
体を冷やさず、常に循環を良くしておくことが、
健康を保つためにはとても大事なことですし、
ちゃんとめぐる体づくりができれば
ある程度の健康は保てるのではないかと思います。
では、体を冷やさないようにするための対策としては・・
①クーラーのきいた室内では、足元やお腹が冷えすぎないように、
ブランケットや薄手の腹巻などを活用する
②冷たい食べ物や飲み物ばかりを摂り過ぎないようにする
③体を温める食べ物をとる(冬野菜や発酵食品など)
④たんぱく質をとる(卵、チーズ、納豆、豆腐、魚、肉)
⑤睡眠を7時間以上とるようにする
(良い睡眠をとるために、寝る前2時間くらいまでにぬるめのお湯につかる・
スマホは見ないようにして暗めの部屋で過ごすようにする)
⑥適度な運動をする(歩くなどでもいいです)
⑦肩こりなど凝りにくい姿勢になれるように整えていく
(骨格という土台から整える)
以上のことで、出来るところから取り組んでみてください。
意外と自分の冷えについて自覚していない人が多いかもしれませんが、
女性は冷えている場合が多いのではないかと思います。
私は、昔、めまいがして調子悪いなと感じたときにふとお腹に手を当ててみると、
お腹が冷たくなっていたことに気づき、そこでお腹を温めたら、
とっても気持ち良くて体が楽になった経験があり、
内臓が知らず知らずのうちに冷えていたんだということに初めて気づき、
そこから、体を冷やさないような工夫をするようになりました。
最近は、体を温めたりしていても、やはり骨格の崩れがあれば、
体の筋肉などに負担がかかって、
循環が滞って冷えに繋がるのだということも実感しています。
骨格を整えて、肩こりなどからだに負担のかかりにくい姿勢に変化してきていると、
体の循環も以前に比べたらよくなってきているのかなと思ったりしています。
とにかく、血液やリンパ、エネルギーを体の中でスムーズに循環させることのできる身体づくりが美容と健康には大切です。
スムーズに循環できていると、心も変にとらわれることなく、無駄な思考を手放していけそうな気がします。
この夏、冷え対策をしながら、体のなかをスムーズに循環させて、
美しく元気に乗り切りましょう。


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この日は、久しぶりに時間があり、鉄観音をゆっくりと淹れてました。
暑い時期でも、やはり温かい飲み物は、欠かせません。
温かい飲み物を飲むことで、冬とは違った感じで、
ほっと内臓が落ち着くのが分かります。
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