筋肉について、ムキムキまではいかなくても、あった方がいいと思いますよね。
筋肉がある程度つていると、健康的なイメージがありますよね。
見た目も、ひょろひょろの筋肉のない体よりも、筋肉があった方が、引き締まって健康そうに見えるし、
タブ着いたお肉よりも筋肉が付いた方が締まって見えるイメージもあります。
また、筋肉量があった方が代謝がいいですし、
運動するにも筋肉が無いとパフォーマンスが十分にできなかったり、
疲れやすかったりするイメージがあります。
綺麗なボディライン、美しい姿勢にしようと思ったら、まずは運動して筋肉をつけてとか、
お腹を引っ込めたり、お尻に力を入れたり、胸を張ったりして筋力で意識していい姿勢を保とうとしがちですよね。
でも、私がお勧めしている骨格ボディメイクでは、美しい体に整えるためには、
筋肉をつけるためのトレーニングはあまり必要ないと考えています。
筋肉より「骨」なのです。
骨がちゃんと、地面に対して、自然な形で積み重なっていないと、いくら筋肉で頑張っても、綺麗なからだにはなりにくいですし、
動きにおけるパフォーマンスも発揮しにくいと考えています。
それに、骨の構造が歪んだまま、筋トレなどの運動をしても、体に負担がかかり過ぎたり、
さらなる骨の歪みに繋がったりすることも考えられます。
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この本では、近代以降に発達したスポーツのトレーニング理論との本古来の芸道の稽古方法を対比させて、
その違いについて述べています。
近代のトレーニング理論では、人間の運動能力の源を骨格筋の躍動に求め、
筋肉が肥大することでより大きなパワーが発揮されることを科学的に立証していて、
今では日本でもその考え方が一般的。
一方で、武芸の世界では「できるだけ筋力を使わないで鵜より強い力を発揮することに重きが置かれている」としています。
つまり、「骨格の自然な構造にもとづいて動作することを重要視していたことが考えられる」とのこと。
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骨がちゃんと地面に対して自然に積み重なって整っていれば、
自然と丹田に力が入る仕組みになっていて、
腹圧も入り、筋肉に頼らなくても、背骨の動きから、効果的に力を発揮できるのだと思います。
体型も、骨が整っていれば、力を入れなくても、
逆に肩の力を抜いて、いい姿勢が取れるようになりますし、
無駄な筋肉は必要なくなり、脚や腕はすっきりするし、体や顔のたるみも解消されたりします。
骨格ボディメイクで目指す美しい体は、
日本古来の体の使い方ができる体と共通するものがあるのかもしれません。
筋トレで頑張らなくても、骨を整えて、最小限の力でパフォーマンスを発揮できれば、疲れにくいですし、
無駄な筋肉を付けなくて済むし、姿勢も整うしで、いいことづくしではないかと思います。
日常生活の中で家事をしたり育児をしたり、歩いたりの適度な運動をしたりするためには筋肉が必要ですが、
筋トレして筋肉を必要以上につける前に、骨格について考えてみるということをお勧めします。
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サッカーが強い、ある大学の練習では、筋トレはしないのだとか。
野球のイチロー選手も、筋トレを否定して、緩めることをし意識しながら、
最大のパフォーマンスを発揮する動きを身につけることを意識していたと言われています。
むやみやたらに筋トレすればいいというものではないということです。
日本古来の動きの基本は、現代のスポーツのパフォーマンスを上げることにも役立つのだと思います。
筋力だけに頼らない、整った骨格構造において動くということは、
スポーツや健康においても、綺麗なからだづくりにおいても、それは共通することなのではと思います。
今、メジャーリーグで大活躍の大谷選手も、筋肉に頼り過ぎない動きができているようで、
それは天性の物らしいですね。(もちろんかなりの努力もされていますが)
体の均整(骨格)も整っているようです。素晴らしいですね。
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