上村松園の美しい着物姿の女性の世界に浸る

ライフスタイル

異常な暑さが続いていますね。

10年くらい前は、30℃越えが1ヶ月も続くなんて信じられない!

とか思っていたくらいなのに、

今は30℃越えなんて当たり前で、35℃とかの日が続いたりとか‥

短期間で年々気温が上昇していることに怖さを感じます。

そんな危険な暑さの中の休日は、

特に予定が無ければ日中は家で浴衣を着ながら大人しく過ごしているのですが、

最近ながめていた上村松園の画集(電子書籍ですが)を見ながら、

着物を着た美しい女性の姿を通して、

昔の日本の、今より穏やかで豊かな季節や時間の流れを感じております。

上村松園は「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵」、

「真・善・美の極致に達した本格的な美人画」を念願として女性を描き続けたということです。

美しい着物姿から感じる所作や表情の美しさ、そして、着物の美しさ。

これはあくまで絵の世界ですから、松園の目指す究極の美人の世界なのでしょうけど、

なんか憧れてしまいますよね。

そして、その女性たちから、昔の日本の生活環境が、ゆっくたりと時間が流れ、

豊かな四季の移ろいを感じられる時代だったのだろうなと、

今の慌ただしく時間が流れ、そして過酷な気候変動のを体感している身としては、

そんな想像をしてしまいます。

昔は昔で、今より冷暖房設備が整っていなく不便なことでの大変な生活もあったかとは思いますが・・

この女性たちの絵からはそんなことは感じられません

(特に身分の高い女性が描かれていたりしていたのでなおさらでしょう)

そして、この本の表紙にもなっている「待月」。

この絵で女性が着ている薄物の着物の姿が何とも美しい。

襦袢の模様がうっすらと透けて見えるのが素敵。

こんな風に優雅に着物を着てみたいものですが、

このような格好ができる季節も今はかなり限られているかも知れません。

真夏は暑すぎで、汗だくになってしまうので、

いくら薄いと言っても重ねて着るのは暑いですし、

絹であれば、汗だくになったら、洗濯など手入れが大変になってしまいます。

かといって、楽に着れる時期に着ようと思ったら、

6月とか9月とか・・ちょっと夏とずれてしまったり。。

そう思うと着れる機会がかなり少なくて、

そのために買うのもなぁと思ってしまう現実的な考えですが、

やはりいつかは、こんな格好で過ごしてみたいと思ったり想像しながら、

画集をながめています。

浴衣姿も優雅です。

着物と帯のコーディネートも素敵で、

参考にしたいなぁと思う絵がたくさんあります。

これからどんどん気候は変化していくことでしょう。

夏の厳しい暑さの中、外で過ごすには、

いくら工夫しても浴衣を着ているどころじゃなくなるでしょう。

それ以外の時期でも、これからの気候に合うような

着物スタイルに変えていかなくてはならないかもしれません。

着物生活が、何とかこれからの気候変動の中でも、

無理なく過ごせる服として活躍で着たらいいなと思います。

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手持ちの浴衣の中では、この綿紅梅のプレタの浴衣が薄くて軽くて、

一番涼しい気がします。

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コロナ前は、休みの日は出かけて楽しんでなんぼ、みたいな感覚がどっかにあったのですが、

コロナ禍でおうち時間でも楽しめて、満足できるコツを身につけることができたように思います。

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