着物を着つけるということの奥深さ

骨格ボディメイク

しばらく投稿が空いてしまいました。

色々な行事があったのと、

一つ続けてきた仕事が終わるという時期で、終わるまでは落ち着かない感じがありました。

それでも、意外と着物を着て過ごせる時間は多かったので、

着物生活の中で、感じている、「着物の着付け方」について、書いてみようと思います。

着物を着つけるということについて、

最初はとにかく、着ることに精いっぱいで、

帯がゆるまないようにとか、裾が下がって来ないように・・なんてことを意識しながら、

きつく着つけていました。

補正もしっかり、紐もたくさん使って。

そのうち、もう少ししわが寄らないようにとか、

衣紋が綺麗に抜けるようにとか、少しずつこだわりも出てきつつ、

着方も少しでも時間を短く出来るように、簡単に着れるように、中の肌着や長襦袢を工夫して、

端折れるところは端折って、補正も少しずつ少なくしていくようにしました。

そのうち、日常で着るようになると、こなれた感じで着たいなとか、

さらに簡単に、楽に着られるように、

でも、あまり着崩れすぎないようにどうしたらいいのか?考えるようになりました。

そして最近は、いかにもっと体や、姿勢が楽で、しかも、姿勢が整うような感じで着れるのか?

というところを考えるようになってきています。

結局、体が楽で、姿勢が整うような着方が、一番着崩れなくて、

しかも美しい着姿ではないかと思うようになりました。

それは、あくまで日常で着るという中でのことですが。

記念写真用とかモデルさんのように、ただ綺麗に見せるだけのための着方、着姿とは違う美しさだと思います。

骨格ボディメイクセラピストとして、

骨盤を立てる、股関節を外さないようにする、

肩の力を抜く、肩甲骨を落とす、肋骨を上げて締める、腹圧が自然に入る…

そんなことを意識して施術をするのですが、

そのどれもが、着物の着付け方で、そうなるようにサポートされているのだと感じるようになりました。

しかも、着物だけではなく、着物の下に着る肌着や、長襦袢の着方が結構大切なのだと感じています。

帯もただ下がって来ないようにきつく巻くのではなく、背中に沿わせつつ、お腹は苦しくないように、

そして、肋骨がうまく締まるようにサポートできるような絶妙な巻き具合があるのではないかと思っています。

着物というものは、そうやって体に沿って、着つける中で、

うまいこと人の姿勢や骨格をサポートするようになっているのかもしれません。

着物さえ着ていれば姿勢が整うというわけではなくて、どう着付けるかということがとても大切だなと思います。

私はまだ、着付け方で、うまく体に沿うように、綺麗に着つけることができるように、色々と試している途中です。

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やはり着物ってすごいな,着物から得られる恩恵はまだまだあるのではないかと思うのです。

着物のすごさをもっと感じ取れるように、日々着物と向き合っていこうと思います。

(ただ、姿勢が崩れすぎている人はやっぱり、ある程度骨格を整えないと、

着物はしんどいのではないかと思いますし、着物をうまく着つけることも難しいのではないかとは思います。

もし、着物がしんどいと思う場合は、着付け方と自分の骨格について改善していくことが大切だと思います。)

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この時期の次々と咲く花々をイメージして、紬の訪問着を着てみました。

桜シーズン終わりかけのころに訪れた京都御苑では枝垂桜がまだ見ごろでした。

1日、着物でお出かけしていても、疲労感はあっても、

脚や身体が凝ったりしんどくなるようなことはありません。

むしろ楽かもしれません。

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