健康になる技術とは?結局一番大切なのは・・・

健康

私は、職業柄、健康について考えることが多いです。

健康について、興味があったから、この医療職に就いているともいえるでしょう。

今は、主に不調者の対応や、健診で引っ掛かった人に対しての、

受診勧奨や生活習慣の改善などについてお伝えしたりしています。

また、骨格ボディメイクセラピストとして、

骨格を整えて、体を整えていくという活動もしています。

健康であるということは、健診結果が正常であるということや、

病気じゃないということともちょっと違って、

その人らしさが発揮されるような状態かな,なんて思っています。

その人らしく、元気に生きることができている状態に近ければいいかなと。

そのためには、病気じゃなかったり、健診結果が正常であることも大切かと思いますが、、

それらは健康の一部の指標であり、結果でもあるような気がします。

そして、今回手にしたこの本は、

着物生活を実践されていることでフォローさせてもらっている、

伊藤仁美さんという方がインスタライブで対談していた女性が書いた本です。

その女性は、林英恵さんという方で、ハーバード大公衆衛生大学院にて博士号取得されていて、

一人でも多くの人が与えられた使命を幸せに全うできる社会を作ることが使命だとして、

活動されている方です。

巷では様々な健康法が伝えられていていますよね。

食べ物に関してだと、○○を食べると、△△に効くとか。

でも、それは一部の効果を狙っているだけで、

それだけ食べていても体全体の健康を考えると、疑問のあるものもあります。

また、そもそも、それが本当にどのくらい効果があるのかどうかというところも、

きちんとしたデータをもとに出されたものでは無かったりして、

怪しかったりするものもあるということはこの本でも書かれています。

そこで、著者は、出来るだけ、エビデンス(科学的根拠)がしっかりしているものに基づいた情報を

載せるようにしているので、本の後ろの参考文献のその膨大な量に驚いてしまうほどです。

そして、健康になるために必要な情報が、

習慣・食事・運動・睡眠・ストレスなどをテーマに分けて書かれています。

その中で心に残ったのは、やはり、健康になるためのこれらの知識だけでは、

健康になれないということです。

もちろん正しい知識が無ければ、行動は出来ませんが、

知っているだけで行動に中々移せないのが現状ではないでしょうか?

やはり、どうやったら、その知識をもとに行動に移していけるかというところが

重要だというところをこの本を読みながら実感しました。

そして、行動に移せるかどうかを左右するのは、感情だということです。

感情の中でも、「誇り」(自尊心)、「感謝」「幸せ」の感情が、

健康になるための行動に必要だということです。

ただ、その感情を持てるようになるために、

生活の中での工夫が必要になってくるわけですが・・・

とにかく、健康になるためには、まず、自分の感情について

見つめ直すということが大切だということです。

私も、日常の中で以前よりは感情に飲み込まれずに俯瞰して

自分の感情を見つめられるようにはなってきましたが、

「誇り」「感謝」「幸せ」の感情を意識して見つめていこうと思いました。

そして、人々の健康に携わる仕事をしてく中で、

健康になるための方法として食事や運動などの知識をお伝えすることも必要ですが、

それ以前に大切なところを心にとめながら、関わっていきたいなと思っています。

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この本、すごいボリュームがあります。

カフェに持ち込み、じっくり読書。

浴衣を着ていると、姿勢も保ちやすいので、集中できる気がします。

着物生活されている伊藤仁美さんとの対談の中で、

アメリカでも生活をしている著者が、改めて日本の伝統的な生活習慣の中に、

健康になるためのエッセンスがたくさんあるということに

注目しているというようなことをおっしゃっていました。

着物生活もその一つでしょう。

着物生活をしていると、著者が言うように、

健康になるための土台である大切な感情を養うことにもつながっているようにも思えます。

私がやっている、骨格ボディメイクは、骨格を建て直し、

重力線上にちゃんと乗れる身体にすることで、

本来のその人らしさを発揮できるような体にしていくので、

私が思い描くその人らしく元気に過ごせるという理想に沿っているところも、

自分の中ではやりがいのあるところになっています。

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