美しいスタイルになるためには、ただ減量するとか、筋肉をつけるとかではなく、
骨格のバランスが整って、体に無駄な力みが無く効率よく動ける体になることで、
姿勢が良くなり、コリがなくなり無駄な脂肪が取れていく…
というような過程をたどる方が、
体への負担が無くて、理想的かなと思っています。
その効率よく動ける体というのは、最小限の力で、
最大限の力を発揮できるような体の構造であるということ。
例えば、歩くときに、太ももやふくらはぎが疲れやすい人は、
それらの筋肉をたくさん使って、
筋肉に頼って歩行している割合が多いかもしれません。
でも、効率よく歩ける体というのは、自然と足で地面を蹴ったときに、
その跳ね返るの力が体にスムーズに伝わって、
反対の足が自然に前に出るような感じで、
たくさん歩いても、脚が疲れたりしないような体というイメージです。
そんな体になるために、大事なのが、
体にあるギアの回転が正しく回っているかどうかということ。
左のおもちゃのように、一つのギアが、ある方向に回転しだすと、
隣り合ったギアが交互に反対方向に回転し始めるという仕組みがあります。
そのギアの回転の仕組みが、体で言うと、
足、膝、骨盤、肋骨、肩、下顎・首、頭にわたってあると思ってください。
それぞれのギアがちゃんとかみ合わさって、正しい方向へと回転すれば、
体は、すっと引きあがり、楽な立ち姿勢となり、
効率よく歩いたり、動くことができる体になるという仕組みです。
体のギアの正しい方向性とは・・
頭:前回転
下顎・首:後ろ回転
肩:前回転
肋骨:後ろ回転
骨盤:前回転
膝:後ろ転
足:前回転
例えば、4足歩行のトラが走っているときに、肩と骨盤のあたりが、
車輪のように前に回転するような力学がかかっているのはイメージしやすいかもです。
そんな感じで、人の動きにも、ギアの回転の力学がポイントになってきます。
でも、このギアの回転が反対方向になってしまうと、
体の構造が崩れて、体型を崩すことになってしまいます。
例えば、膝は、後ろ回転で引きあがるような回転ですが、
これが反対の前回転になってしまうと、
歩くときに膝への負担がかかるようになり、
膝の上に肉がつきやすくなってきます。
また、骨盤は前回転ですが、これが後ろ回転となると、
骨盤が後傾になり、お尻が垂れたり、お腹ポッコリや、
前腿が張ってしまうようなことに。
つまり、筋力に頼らないと動けない、
負荷がかかりやすい構造になるということです。
先ほど説明したように、それぞれのギアの回転は、
隣のギアの回転と影響しあっているので、
どこかのギアの回転が反対方向になってしまうと、
すべてのギアの回転がくるってしまいます。
このギアの回転が、少しでも、正しい方向へと回り出すように、
骨格構造を建て直していくことが大切となります。
ギアが正しい方向にまわわるようにし、体を効率よく動かせるようになって、
無駄な力みやお肉を手放していくことができるのが理想ですね。
にほんブログ村
にほんブログ村
コメント