いい姿勢というと、ピシッとシャキッと体に力を入れるイメージで、
一般的にはいいことだとされていますが、実は体に負担がかかり、
体型を崩すことにまで繋がっていることがあるので要注意なんです。
もし、背中や腰、お尻などに力を入れていないと、いい姿勢をキープできないということであれば、
それは、骨格が崩れているのに、いい姿勢を保とうと筋力で頑張っていることになり、
肩こりや腰痛など、からだに負担のかかる原因となり、
さらなる骨格の崩れを引き起こしてしまうことに繋がるんです。
あなたのいい姿勢は、からだに負担がかからずに自然にできているでしょうか?
座っているとき、立っているとき、歩いているとき、いい姿勢、って意識しますよね。
特に女性なら、綺麗な立ち姿勢でいて美しく見られたいし、
礼儀として?とにかく人目を気にして、そうした方がいいということが染みついている気がします。
いい姿勢をキープすることに、プラスしかなく、悪いイメージなんてありませんよね。
いい姿勢というと、背筋をまっすぐに伸ばして、胸を張って、顎を引いて、、。
私なんかは、
下ばらポッコリが気になっていたので、お腹に力を入れて引っ込めてみたり、
きゅっとお尻に力を入れたりなどもしていました。
いい姿勢って、体のあちこちに意識を向けて、力を入れて・・って、するものだと思っていましたし、
何の疑問も持たず、むしろ引き締めることで筋力がついていいことだと思っていました。
でも、いい姿勢を意識して立っていると、肩や背中や腰がバキバキになってくるばかり。
それでも、筋力が衰えているからだと思い、もっと筋力を鍛えなくてはと思っていました。
でも、そうやっていい姿勢をとっているとき、
人目を盗んでは、はーっとため息をついて、悪い姿勢になって脱力‥なんてことはありませんか?
結局、いい姿勢を取ることが身体への負担になってしまっているんですよね。
例えば、首がストレートネックで、頭が前に傾いている状態のところを、いい姿勢を意識して、
頭を持ち上げ、顎を引いて・・とやることは、首や背中の筋肉が頑張ることになり、
そこが時間とともにカチカチに凝ってきたりしてしまいます。
なので、骨格が崩れている状態でいい姿勢を意識することは、からだに負担がかかってしまうのです。
そして、お腹を引き上げたり、お尻に力を入れたり、体幹に力を入れたりしていい姿勢を意識してしまうと、
からだの奥の筋肉を固めてしまったりして、背骨の本来の動きを固めることに繋がるなど、
かえって骨格をゆがめていってしまうことにもつながるのです。
本来の美しい、いい姿勢って、体の力が抜けていても、
頭から踵までの力が、からだの中心軸からずれることなく、
すとんと乗っている状態だったりするのです。
むしろ筋肉を引き上げたり引き締めたり力を入れることなく、
力まずに、リラックスした状態で立つことが自然とできる状態がいいのです。
でも、そうなるためには、骨がバランスよく整っていないと難しいかもしれません。
逆に、骨が整ってさえいれば、力まずとも自然ににいい姿勢でいることができるのです。
肩や背中、お尻、太ももなど、からだを力ませることなくリラックスした状態で、
中心線に沿って立つことができるのが、いい姿勢の理想です。
自然な美しい姿勢と言えるでしょう。
左のように、背骨が歪んでいるとか、もともと骨格がずれてしまっている人が、
いい姿勢をしようとすると、筋肉で頑張って、右のようになってしまうかもしれません。
一見、いい姿勢に見えても、からだに負担がかかりますし、背骨の本来の動きを固めてしまうことになりそうです。
自然にいい姿勢が取れるようになるための、カギを握る骨格についてご興味ある方は、
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