反物を買って、浴衣を作りました。
浴衣を縫うのも和裁自体も初めてで、
本を見ながら縫うことにしましたが、
できるかどうか不安な気持ちもありつつも、挑戦してみました。
昔、母や祖母が浴衣を縫っていて、教えてもらったことはありませんでしたが、
二人がやっていたということを何となく私もやってみたいと思っていました。
浴衣も欲しかったし、手縫いの浴衣を着ることができたらうれしいだろうなと。
そして、娘に譲ることができたら、それもいいなと思いました。
コロナのせいで、イベントなどの予定がなくなり、
お出かけも控えなくてはならないこの時期だからこそ
できることだったかもしれません。
いざやってみると、楽しくて、1週間くらいで出来ましたが、
縫い終わるのがちょっと寂しかったです。
だからと言って、もう一着縫うという気にはならず、
一着で達成感に浸っております。
縫ってみて感じたのは、反物の布を、無駄なく利用して
縫い合わせるところだったり、縫い方が、ほぼ直線で仕上げるのに、
ああやって着るときにうまく調整することで、
着付けることができるという仕組みに、
日本人の知恵を感じ、感心しました。
しかも縫い方が、糸や縫い目を表に出さないように縫う、
和裁独特の技があり、それにも感心しました。
単衣の浴衣でもこんなに手がかかるのに、
袷の着物なんてもっと大変な手間がかかっていることがわかり、
着物を大切にしようと改めて思う機会にもなりました。
そして、昔は、ミシンなんてなかったので、
こうやって着物や服を手縫いしていたのだと思うと、
昔の人は服を大切にして、直しながら着ていたのかなとか、
色々と想像しながら縫っていました。
いつもミシンで失敗したり雑になってしまう私にとっては、
今回は全て手縫いだったので、慎重に丁寧に縫うことができて
よかったなと思いました。
縫うこと自体は苦ではなかったのですが、
長さを尺や分など単位が違ったり、とにかく初めてだったので、
着物の仕組みが分かっていなくて、専門用語交じりの本の説明を
理解することとかが大変。
でも、いい経験になりました。
刺激の少ない日常に、こうやって小さな挑戦をして、
新しい体験ができたことは、久しぶりにワクワクできて、
充実した時間でした。
・・・・・・・
下準備として、あらかじめ水にぬらして、布を縮ませます。
水通しした浴衣を半日位かけて乾かします。
反物を買うのは初めてで、こんなに長いんだと驚きましたが、
結局、ほとんどの布が使われて、余る部分がないことがすごいと思いました。
毎日、家事の合間を見ては、ちくちくやっていました。
期限がないので、とにかく早く完成させたいという焦る思いは置いておいて、
丁寧に縫うことを心掛けました。
遂に完成。帯はまだ合うのを持っていないので、これから帯選びが楽しみです。
定番の藍色の浴衣ですが、年を取っても着れそうな感じのを選びました。
今回は、こちらの本を見ながら作成しました。↓
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
コメント