「愛のエネルギー家事」という加茂谷真紀さんの本を読みました。
そこでは、家事とはそれをする人の手を使って、
住む人たちに愛情を伝える行為だと言っています。
家を明るく元気な愛のエネルギーで満たす事こそが、
家事の本来の意味であると。
また、家事の中から「こうであるべき」や「できない自分を責める」を手放して、
やりたいことをやりたいときにやっているだけでいい。
「自分の機嫌のよさ」「気持ちの明るさ」を大切にすると、
結果、効率が良くなるとのこと。
私は、家事から母の愛情が伝わるというところは、
すごくわかるような気がします。
ちゃんと掃除されていたり、ちゃんと洗濯がたたまれていたりしていたこと以上の、
温かみというか心が母から伝わってきていた気がします。
物がちゃんとされている見ためとかじゃなくて、
エネルギーっていうものがあるんだなと、
母が手にかけてくれたことを思い出すと納得です。
それを思うと、私の愛情は、家事を通して伝わっているのかな?と、疑問です。
お片付けモードにスイッチが入って楽しくやっているときもありますが、
「なんで私がやらなきゃならないの?」とか、めんどくさいけどしょうがないとか、
いらいらしながらとかでやる家事もあります。
そんなご機嫌じゃない気持ちでやったことでは、
家の中の物にはいいエネルギーが宿りませんよね。
でも、ミニマリストを意識しだし、物を減らしていったことで、
散らかる度合いが減り、掃除しやすくなったことで、
部屋が散らかっていることでイライラしたり、家事に対するイライラも減ったようです。
ミニマリストを意識すると、物が多いことや増えてしまうことに対して
抵抗感を感じてしまうこともありますが、
「ミニマリストはこうでなくてはならない」ということも手放し、
自分がご機嫌であることを大切にしながら、家の中をいいエネルギーにして、
私が母から感じたような、愛情をふわっと伝えられることができたらいいなと思います。
(でも、そんな母な愛のエネルギーに気付くのはずっと先のことなのでしょうね。)
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チューリップを買ってくると、いつも一柳京子さんのピッチャーに生けたくなります。
春の暖かい気候がうれしいですが、お別れのシーズンでもあり、春の風景が少し切なく映ります。
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