この前の休日に美術館を訪れました。
私は、年に何回かは美術館に行きます。
あの静かな空間が好きなのと、
ただ自分の感性が刺激を受けるのを感じるために、
ぼーっと観るというのが楽しいです。
若い頃、オーストラリアのワーキングホリデーで、
バックパッカーとして、オーストラリア1周を旅していた時に、
時間があったので、
それぞれの町の美術館を訪れるようになり、
そこから美術館の楽しさに目覚めました。
東京に住んでいたころも、すてきな美術館がたくさんあるのでよく行きました。
関西に来てからは、茶道を始めたので、お茶関係の展覧会に多く行くようになりました。
そして、昨年から着物生活を始めたので、
着物の女性が描かれた日本画にも興味が出てきて、
昨年は浮世絵展に行き、
今回は大正から昭和初期にかけて活躍した大阪の女性画家たちの展覧会に行きました。
島成園をはじめとする女性たちが描いた着物姿の女性の絵は本当に美しかったです。
何とも言えない、日本ならではの発色。
自分の着物のコーディネートにも参考になるような色の合わせ方。
そして、その絵が張り付けてある表具(掛け軸)の生地の色合いなども絵を引き立たせていて、
見ごたえたっぷりでした。
優雅で美しい着物姿の女性は目の保養になりますが、
アラフィフの私としては、ミドルエイジ以降の女性の美しさは絵にならないものだろうか?
そこを描いてくれると嬉しいぁなんて思ったりしちゃいました。
年を取ってからでもその年なりに着物姿の美しさってあるんじゃないかと思っているので・・。
あとは、動きや表情など豊かに描かれているのですが、
陰で立体感を表現するということがほとんどないのが、不思議でした。
全てベタ塗り。
なのに、違和感なく躍動感あるように描かれているのは、曲線や色の表現が豊かだからでしょうか?
美術のことは詳しくは分かりませんが、
そんなことを思いながら見たりして楽しい時間でした。
私は、たいてい美術館へは一人で行くのですが、皆さんはいかがでしょうか?
なぜ一人で行くかというと、
だいたい思い立っていくことが多いので、
人を誘う段取りができないのと、
自分のペースでゆっくり・・時には端折って見れるので。
家族にそういう趣味の人がいれば一緒に出掛けるのですが、、いないんですよね。。
夫婦で着ている方々がうらやましかったりもします。
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たおやかな着物姿と女性の様子が美しいです。
渋い色合いもところどころの紅のきかせ色で、華やかにおしゃれに見えて、
こんな色の取り合わせをしてみたいと思えるような絵がたくさんありました。
訪れた中之島美術館は空間が広いので、混雑をあまり感じられなくてよかったです。
今回の展覧会は着物で行くと100円割引に。
美術館の楽しみの一つとして、ミュージアムショップがあります。
これまで、「記念に」と思って、オーストラリアにいた頃から、
お気に入りの絵の描かれたはがきを毎回必ず買っていたのですが、
ミニマリストを意識し始めて、ほとんど手放してしまいました。
よっぽどお気に入りの使えるグッズがあれば買うくらいで、
たいていはパンフレットを持ち帰るくらいにしています。
そのパンフレットもいつかは手放すのですが・・。
結局、今は美術館に行くことはその時の心の栄養のための大切な時間と思うことにして、
物として残さなくなりました。
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