冬になると、嫌なのが静電気。
服を脱ぐとき、ドアノブを触るときなどにバチバチッと感じるあの嫌な静電気。
日常で起こるしょうがないものと思って、特に対策などはしてこなかったのですが、
そういえばこの冬、私は1度も静電気を感じていないかもしれません!
<静電気とは>
そもそも物質はプラスとマイナスの電荷をもっていて、下の図の左のように等しい数ある状態なのが、
摩擦で影響で、電荷が移動し(図中央)マイナスに偏ったりプラスに偏ったりしてしまう状態が生まれます(図右)
これが帯電している状態です。この状態を静電気と言います。
プラスとマイナスどちらに帯電しやすいかは、物質によって違います。
引用:静電気が発生する仕組みとは?防止する方法を知ろう|テクの雑学|TDK Techno Maga
そんな、帯電した物質が、金属などの電気を通しやすい物質に近づいたときや、
マイナスとプラスそれぞれに偏って帯電している物質同士が接触した時に、
プラスとマイナスの電気が一気にくっついて電流が流れ、そのときにバチっと感じます。
あの嫌なバチっというのが、放電と言います。
<静電気を感じないのは着物生活のおかげ!?>
摩擦によってどちらに帯電しやすいかは、以下の図の通りです。
引用:これからの季節は静電気対策も忘れずに (worldtree-japan.com)
これをみると、見ると、私が日常でよく着るようになった着物は、絹や綿、ウールの素材なので、
同じプラスの電気を帯びやすいもの同士なので、バチっと放電せずに静電気を感じないのかもしれません。
つまりこの冬、静電気を感じていないのは着物生活のおかげでしょうか?
<静電気をおこしやすい体質がある!?>
静電気が起こりやすいのは衣類の影響ばかりではなく、
体内の電気を自然放電しにくく電気を溜めやすい体質になっている場合があるようです。
特に冬の乾燥した時期は、空中の水蒸気に放電しにくいので、体に帯電してしまいやすいです。
こうした体質の特徴の一つに身体が酸性化してイオンバランスが崩れているということがあげられます。
イオンバランスが崩れる原因としては
・血液がドロドロ
・体がミネラル不足
・自律神経が乱れている
以上のことがあげられます。
その原因を防ぐために
・バランスのとれた食事
・適度な運動
・十分な睡眠
・ストレスをうまく発散する
・アルカリイオン水を飲む
また、水分不足も肌や髪の乾燥をまねき静電気体質の一因になるため、
水分補給をたっぷりと行うことも必要です。
冬場はのどの渇きを感じにくいですが、
空気が乾燥しているために知らず知らずのうちに体は水分不足になっている可能性があるので、
水分をこまめに摂る事が大切です。
<静電気が花粉を引き寄せることにも!>
接触した2つの物体がプラスとマイナスにそれぞれ帯電した状態では、電気的な力で引き合います。
なので、2つの物質は、互いにくっつきあいます。
ストッキングをはいた脚にスカートの裏地がまとわりつく現象がこれです。
帯電しているものには、空気中の微粒子がくっつきやすくなります。
微粒子も帯電しているので、電気を帯びたものに引き寄せられるのです。
ホコリや、今の季節では、花粉なども吸い寄せられることになってしまいます。
なので、花粉を寄せ付けないためにも、静電気が起きにくい体質にしたり、
衣服を工夫したりなどの対策は意外と大切かもしれません。
気付けば、静電気とは無縁の生活になっていたことで、改めて着物生活のすごさを感じています。
でも、毎日着物を着ているわけではなく、洋服で過ごす日もあるのですが、
そんな日も静電気を感じることがないというのは、着物で帯電しにくい体質になっているのか?
その辺はよくわかりませんが、目に見えないレベルで自分にとっていい状態になっているということを発見できてうれしいです。
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段々と明るめのコーディネートが多くなってきました。
絹や綿の着物を着ていれば静電気が起こりにくく花粉を引き寄せにくいかもしれませんが、
着物の中でも、つるっとした柔らかものの着物の方が花粉が残りにくいかなという気がしています。
外出するときは特に、花粉が落ちにくそうな、ほっこりした紬は控えたい感じがします。
それか、洗える綿やウールの着物がいいかもしれません。
天然素材である着物が肌や体にいいとは思っていましたが、
静電気対策にもなっていたということで、着物すごいです。
着物を着ない方でも、洋服で素材を工夫して着られると、効果があるのだと思うので、
やってみる価値はありそうです。
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