浴衣で旅行。旅先でも快適に

着物

先日、2泊3日で旅行に行きました。

しかも浴衣で。

旅行先は沖縄。

初めての試みでした。

本州も今年は異常に暑く、8月末でも、まだまだ真夏のような暑さが続いていますが、

沖縄は暑いけれど、暑さの感じも少しマシなようで、

浴衣でも負担なく過ごすことができました。

今回活躍したのは、薄い綿紅梅と有松絞の浴衣。

どちらも手持ちの浴衣の中では涼しい方。

綿紅梅は本当に薄くて、かさばらないし、お安く手に入れたもので、

気軽に着れるものということでチョイスしました。

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綿紅梅の着物。

機内では、肩に薄いストールを羽織るくらいで過ごせました。

行きは薄いメッシュの帯板をしましたが、その後は帯板なく過ごしました。

そして、有松絞の方も、ふわっとしてて肌にまとわりつかない上に、薄いのに透けないので、

下着に気をつかわなくていいし、しわになりにくいというメリットも。

帯は、麻の半幅帯を使いました。

麻なので蒸れにくいのと、汚れても洗えるし、

リバーシブルなので、両面使いながらコーディネートのバリエーションを増やせるので、

これ1本で3日間過ごしました。

浴衣を着て、電車、飛行機、バス、フェリー、車と乗りました。

飛行機やフェリーは2.3時間乗っていましたが、さほど支障は感じませんでした。

行きに、半幅帯を矢の字結びにしていったら、結び目に左右の凸凹の差があるので、

飛行機で少し腰が痛くなったので、帰りは左右差のないカルタ結びにしたら、

苦痛なく過ごすことができました。

いつもは、飛行機内は寒くて、困っていたのですが、

今回は、足元の冷えがあまり気になることなく過ごせたのは、

浴衣で帯を締めてお腹が冷えなかったせいかもしれません。

また、沖縄の離島を1時間以上は歩いたでしょうか。

それでも特にしんどくなることなく過ごせました。

今回は履いていった雪駄は、草履にも近い形なのですが、

不思議と脚が疲れません。ビーサンとかの方が脚が疲れました。

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雪駄に、「こたび」を履いて過ごすことが多かったです。

この雪駄は草履に近い形なので、裸足でも、足袋を履いても、

違和感ない感じがあるので、この夏活躍しています。

場合によっては、浴衣を脱いだらすぐ泳げるようにと、

浴衣の中に水着を着たりして過ごしたこともありました。

家族は、浴衣じゃないし、すぐ着替えられるような短パンとTシャツのような気軽な格好なので、

浴衣を着ている私が、着替えたり行動するときに、足手まといにならないかなと思いましたが、

そんなことは全くありませんでした。

朝もささっと着れるし、ビーチで泳いだ後は洋服に着替えたりして、

ところどころで無理なく洋服で過ごしたりもして、工夫しました。

着物を着る時間は、私にとって好きな時間なのですが、自分の家の狭い部屋ではなくて、

海の見える明るい部屋で大きな鏡を見ながら着つける時間はとても楽しいひとときでした。

3日間の浴衣の旅行は、浴衣ということもあったけれど、

荷物はさほどかさばらないし、畳めばすっきりパッキングできるし、

帯でコーディネートのバリエーションが増やせるので、それほど大荷物にはなりませんでした。

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水着や、ウォーターシューズ、茶道具も持ったので、

全体的には荷物が多めの旅になりましたが、浴衣のかさはそれほど高くなかったです。

ぺったんこに綺麗に折りたためるのがいいところ。

そして、浴衣のおかげで、変に体を冷やしたり、暑すぎてしんどいこともなかったですし、

体に負担のないどころか、かえって楽に過ごすことができたようにも思い、

浴衣旅行ありだなと思いました。

島の人にも、浴衣姿を褒められたりして、

コミュニケーション取れたりできたのも楽しい思い出でした。

浴衣を着るということが、コスプレ的におしゃれを楽しむというのではなく、

実用的で、快適であったということは、

日常で着ものを身近なものにしていきたいと思う私にとって、とてもうれしいことです。

そして、浴衣のおかげで、新しい旅の楽しみ方を経験でき、

いい夏の思い出になりました。

浴衣で旅行、おすすめです。

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