茶道を習い始めて、もう少しで9年。
仕事以外のことで、色々やってきましたが、
ここまで続けられたものは他には無かったかもしれません。
いつの間にか、そこの茶道教室の中で古株になってしまいました。
いろんな方が入ったり都合でやめたりなどしていく中、
やめずに続けようという強い意志があったわけではなく、
気づけば続いていたという感じです。
この9年間、最初の頃は保育所の送り迎えしながらの仕事や育児、
国際交流活動など、忙しく過ごしていましたが、
ずっと月2回のお稽古はほとんど休むことはありませんでした。
忙しい時ほど、緊張感の中、心静かに過ごす時間が
より貴重に思えましたし、忙しくても、なぜか不思議と
茶道教室に通う時間は自然と確保できていて、
しかも、辞めなくてはならい理由も、辞めたいと思うこともありませんでした。
日々いろんなことがある中、私を静かに支えてくれている存在だったようにも思えます。
自分では意識していない私が、茶道を求めていて、
自然と茶道を続ける道が開けていったのかなと思っています。
茶道を習う前は、全く茶道について知らなかったし、
習い始めても、日常の環境や自分とはかけ離れた世界でした。
でも、そこに違和感を感じていました。
たとえ綺麗にしつらえられた空間で、
丁寧な所作でお茶を習っていても、日常に戻ったときは、
雑然とした家の中で雑に動いているというのは、違うよなって。
お稽古中に、心静かに過ごしていると、
そういった普段の雑な自分が恥ずかしく感じるのでした。
そして、茶道を日常に自然と取り入れていきたいと思うようになり、
家の中を整理したり、お花を飾ったり、家でお茶を点てたり、
所作に気を付けたりようになりました。
そうやって、続けてきた茶道。
茶道は、いつの間にか私自身、そして私の生活に
じわじわと影響を与えてきました。
これからも、茶道は私の人生に寄り添っていくものだと思います。
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大きくゆったりと咲くラッパ水仙。
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