本を手放して見えてくる自分について

ミニマリスト

ミニマリストを意識するようになって、本をかなり減らしてきました。

本はすぐにたまってしまうので、時々読まなくなった本などは処分していましたが、

もう一段階踏み込んでぐっと減らしていこうと思ったときに、

なぜ、その本を持っているのか?なぜ、なかなか捨てられないのか、

という視点で本と向き合ったときに、自分のことが見えてきました。

たくさん持っていたのは、医療系の本やマクロビオティックの本など実用書が多かったです。

学んでいたころは、何度も何度も読んでいましたが、

だんだん見なくなり、学んだ知識を実際に活用することも

あまりなくなっていたのにも関わらず、「いつか必要になるときが来るかも」

「せっかく学んだことだし、それを捨ててしまったら

学んでいないことと同じになってしまうのではないか?」

という思いがあって、中々手放すことができませんでした。

過去に学んだ自分、そして、知識にしがみついていた自分が見えてきました。

あとは、育児系の本もたくさんでした。

それだけ育児に不安や迷いがあったのかと、

今となっては客観的に見ることができます。

育児本を持っていることで不安を埋め合わせ、

知識の本を持っていることで、

知識で自分を埋めようとする自信のなさなどが見えたようにも思います。

いろんなことに興味を持ち、学びたくて、

たくさんの本を読んだりするのが楽しいのですが、それを取っておくのは、

実際に今使う本でなければ取っておく必要はないのかもしれません。

たくさんの本を手放しましたが、困ったこともないし、

私の中の何かが無くなった感覚もなく何も変わりませんでした。

ありのままの自分でいいと、少しづつ思えるようになって、

本を手放せたし、本を手放したから、

ありのままの自分を受け入れようと思えるようにもなった気もします。


でも、茶道に関しての実用書は、今現在使いますし、

時々読んでは癒されたり、心動かされるような本や絵本はまだ手元にあります。


本棚いっぱいに本があるって、見ていると満足感があったりできるのですが、

それも、自分の外側に自分の価値を見出そうとしているのかもしれません。

ありのままの自分を認めて、

シンプルに身軽に、気持ちも軽やかに生活したいと考えると、

やはり、本はため込まず減らしていくことのほうが、

私にはいいのかなと思います。

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庭に小さく花を咲かせているものを集めて、無造作にコップに生ける。

ピンクや紫、白などの小花が集まるとかわいい。

物を減らして、こういうことを楽しめる心のゆとりが生まれたような気がします。

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